文倉十が描く賢狼ホロとの旅の全てがここにー!
2024年、狼と香辛料のアニメがリメイクされて放送されています。昔からのファンにとっては、最新技術で新たに生まれ変わるホロとロレンスの旅をもう一度楽しめることは非常に喜ばしいことです。また、アニメ化されていない続きの物語を待ち望んでいたファンにとっても、この素晴らしい作品に感動し、新たなファンとなることでしょう。
この作品の魅力は、賢狼ホロと旅商人ローレンスの冒険を通じて、中世ヨーロッパの経済や商売に関する知識が豊富に盛り込まれていることです。そして、その人気を支えているのは、可愛らしさと小悪魔感を併せ持つ賢狼ホロのビジュアルでしょう。
この記事では、ホロとロレンスの旅路を振り返ることが出来る画集『支倉 十画集 狼と香辛料』をレビューします。
これに当てはまる人に絶対おすすめできる一冊です!!
『文倉十 画集 狼と香辛料』はどんな画集?
『文倉十 画集 狼と香辛料』は、狼と香辛料の原作小説1〜17巻までに発表された公式イラストや挿絵などを収録している画集です。著作の『文倉十』さんは原作の挿絵を担当したイラストレーターです。つまり、ホロやロレンスを描いた方です。
アニメ本編とは、違った小悪魔感溢れるホロのオリジナルイラストが見ることが出来る貴重な1冊。挿絵イラストだけではなく、アニメ、グッズや付録イラストなど文倉十さんの描くホロとロレンスが完全収録されているのできっと初めて見るイラストもたくさんあると思います!
書籍情報
タイトル | 『文倉十 画集 狼と香辛料』 |
発売日 | 2011年7月30日 |
著者 | 文倉十(あやくら じゅう) |
価格 | 2,800円+税 |
電子書籍 | あり |
収録内容 | ・文庫17巻のカバーイラスト、口絵、挿絵 ・アニメ第1期、第2期イラスト ・『狼と香辛料 狼と金の麦穂』書き下ろしイラスト ・支倉凍砂(原作者)書き下ろし『狼と虹色の音楽』 |
おすすめポイント3つ紹介!
この項目では、筆者が実際に書籍を購入しておすすめしたいポイントを3つ紹介します!
スクショ等など違法にならない様に注意しながらなるべく魅力を伝えられるように頑張ります!
カバーイラスト、口絵が大きく見やすい!
原作文庫のカバーイラストや口絵などが大きく見やすく掲載されています!文庫では小さくて見にくかったイラストも、画集なら細部までじっくりと堪能できます。
イラストが時系列順に掲載されているので、イラストの流れを追ってストーリーを振り返ることができるのもおすすめポイントです!
関連グッズに掲載されたイラストも収録!
ファンの中でも、文庫は持っているけど関連グッズは持っていない人もいるのでは?
この画集は狼と香辛料の関連グッズに掲載されたイラストも全収録されています!
個人的に『電撃文庫ぶっちぎり!創刊15周年記念ポスター』のイラストが大好きなので是非見て欲しいです!
オリジナル短編収録!書き下ろしは『大円団!温泉イラスト!?』
画集書き下ろしの短編も収録しています!目玉は文倉十先生書き下ろしの『温泉イラスト』です!大円団ということはもちろん混●温●!?是非手に取って確かめて欲しいです!(画像はわざと見づらくしておきます㊙︎)
他にもイラスト解説なども収録。著作がどんな気持ちで描いたのか、個人的には大事な部分なのでとても嬉しいです。
みんなの感想
この画集にはこんな口コミがありました。
内容について
amazonレビューより
- 短編も収録されており、物語のほんの少しあとを知ることが出来ます
- 書き下ろしイラスト&小説も収録されている
- 過去の雑誌やキャンペーンの特典イラスト・限定イラストも満載
高評価ポイント
amazonレビューより
- ホロがとにかく可愛い
- 原作・コミックの名シーンが余すことなく収録されている
- 狼と香辛料ファンなら、絶対に買い逃せない一冊
購入前に知っておきたいこと
amazonレビューより
- 書籍の方は、現在定価が高騰している(電子書籍の方が安い)
- 2016年以降の続編の内容は含まれていない
- 原作未読の方はネタバレ注意
関連情報
発売している狼と香辛料の画集の種類は?
現在発売している狼と香辛料の画集は以下の通りです。
狼と香辛料ノ全テ
本編に出てきた商業取引の仕組みや、キャラ設定など分かりやすく解説されています。アニメを見ていて、詳しく知りたいと思った方におすすめですが、新品での入手は現在難しいかもしれません。
小梅けいと画集
原作文庫のコミカライズを担当したイラストレーター・漫画家の『小梅けいと』さんの画集です。掲載誌の表紙やコミックスの店舗特典などを収録。巻末にフルカラーで短編の書き下ろし漫画が掲載されています。
まとめ:狼と香辛料という作品について
青春の思い出と、ホロという宝物
学生時代、ライトノベルというジャンルが徐々に認知されつつあったあの頃。しかし、私の周りではオタクが読むものという認識が根強く、読書好きの私にも関わらず、自然とライトノベルを避けていた。そんな折、書店で見つけた一冊の書籍に、目が釘付けになった。それは、経済とファンタジーという馴染みのないジャンルを融合させた「狼と香辛料」だった。
未知のジャンルへの好奇心と、周りの目も気にせず読みたいという強い衝動に駆られ、私はその本を手にとった。ライトノベルとはいえ、経済の用語が頻出する内容は、経済の知識が乏しい学生にとって理解しやすいとは言えなかった。しかし、それ以上に心を惹きつけたのは、主人公であるホロというキャラクターだった。旅商人ロレンスと賢狼ホロが織りなす物語は、まるで二人と一緒に旅をしているような臨場感があり、読むたびに世界が拡がるような感覚を味わえた。
ホロは、多くの人にとって特別な存在であり、様々な想いを抱かせたキャラクターだろう。私もまた、ホロの愛らしさ、強さ、そして旅の物語に魅了され、彼女との出会いはかけがえのない宝物となった。
そして、そんなホロの魅力を存分に堪能できるのが、文倉十先生による画集「文倉十画集 狼と香辛料」である。この画集は、原作文庫のカバーイラストや口絵を大きく掲載しており、文庫本では見られなかった細部までじっくりと堪能できる。さらに、イラストが時系列順に掲載されているため、ストーリーを振り返りながら作品の世界に没頭することができる。
2024年の狼と香辛料アニメリメイク放送を機に、この素晴らしい画集を多くの人に知ってもらいたいという想いから、この画集を紹介します。